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牡蠣をお好きな方というのは、本当に牡蠣に執着されますよね。

そんなことを言ったら、どのような食材であっても、好きなものを皆さん召し上がりたいわけですが、牡蠣は特別ではないかと思います。

二枚貝ということもあり、構造上「あたってしまった」なんてことも耳にする機会も。

「あたってもいいから食べたい」などと言われるのは牡蠣くらいではないでしょうか。

管理栄養士のチカさん

愛好家を魅了してやまない、牡蠣の魅力を見ていきたいと思います。

かき(牡蠣)の種類

日本で食べられている主な牡蠣は、「真牡蠣」と「岩牡蠣」です。

流通しているものの多くは養殖ですが、真牡蠣は主に太平洋側で、岩牡蠣は主に日本海側で多く養殖されています。

岩牡蠣は夏に旬を迎え、ゆっくりと産卵する牡蠣。時間をかけてボリュームのある身に育ちます。

真牡蠣の旬は冬。岩牡蠣とは逆に、数カ月で一気に大量産卵をします。小ぶりながらうま味の濃縮されているところが魅力です。

 

かき(牡蠣)の栄養

牡蠣は時に「海のミルク」と呼ばれます。その理由は栄養価が高いから。

亜鉛をはじめミネラルを豊富に含み、カルシウムや鉄のように不足しがちな栄養素の補給にも役立ちます。ビタミン類ではビタミンB12が豊富。

うま味が多いのはグリコーゲンとタウリンによります。

エネルギー 60キロカロリー
たんぱく質 6.6グラム
脂質 1.4グラム
  飽和脂肪酸 0.23グラム
  一価不飽和脂肪酸 0.18グラム
  多価不飽和脂肪酸 0.32グラム
  コレステロール 51ミリグラム
カリウム 190ミリグラム
カルシウム 88ミリグラム
1.9ミリグラム
亜鉛 13.2ミリグラム
0.89ミリグラム
レチノール活性当量 22マイクログラム
α-トコフェロール(ビタミンE) 1.2ミリグラム
ビタミンB1 0.04ミリグラム
ビタミンB2 0.14ミリグラム
ビタミンB6 0.08ミリグラム
ビタミンB12 28.1マイクログラム
葉酸 40マイクログラム

※すべて かき 養殖 生 100グラムあたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

 

かき(牡蠣)の健康効果

貝類はうま味をグリコーゲンとして蓄積しているものが多くあります。牡蠣もその一つ。

グリコーゲンは糖質の一種で、効率よくエネルギーとなります。

旬の時期とはうま味がのっている時期ということであり、当然グリコーゲンの蓄積もされている時期です。疲労回復や肝機能向上に役立ちます。

タウリンはアミノ酸の一種で、魚介類に多く肉類からはあまり摂取できない成分。

血圧やコレステロールを低下させる働きや、心臓機能を強化する働きが知られています。

タウリンは肝臓で胆汁酸分泌を促進します。また肝細胞の再生促進、細胞膜の安定化としても作用します。

胆汁酸はコレステロールを排泄させる動きをするので、結果、体内のコレステロールが減少し、コレステロールを原因とする胆石症の予防や、動脈硬化の予防に寄与してくれるのです。

不足すると味覚障害を起こすことで知られている、亜鉛。牡蠣は5つも食べれば1日に必要な亜鉛を摂取できると言われるほど、亜鉛が豊富なことでも有名です。

亜鉛は細胞の新生を促すほか、多くの酵素の構成成分となります。

体内の免疫機能にも関与しており、新陳代謝にも欠かせません。身体のバランスを整えてくれる、欠かすことのできない栄養素なのです。

 

かき(牡蠣)の選び方

貝柱がふっくらと大きいものが良いでしょう。むき身であれば、身に傷がなく、光沢があって粒のそろっているものを選ぶようにしましょう。

殻付きの場合は重みがあるかを確認します。新鮮なものは、口をかたく閉じています。

牡蠣を選ぶうえで知っておきたいのは、「生食用」と「加熱用」の違い。

「生食用」の牡蠣は、きれいな海から揚げて、一定時間紫外線殺菌を施した海水で処理をしています。殺菌をする際にうま味はわずかに減少しますが、生で食することができます。

一方「加熱用」となっているものについては、水揚げしてすぐに出荷しているため生食をすることができません。

しかし殺菌処理中にうま味を損失するといったことがありませんので、栄養価もうま味も損失を抑えた状態で手元に届きます。

「加熱用」だからといって鮮度が悪いというわけではないので、きちんと違いを知っておきたいですね。

 

かき(牡蠣)の食べ方

牡蠣の定番といえば、カキフライでしょうか。たしかに牡蠣ならではの食感を味わうことができますし、加熱してあれば安心して食べられると思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただしコレステロール値を気にするのであれば、やはり油調理に頼らない楽しみ方も知っておきたいところ。

生牡蠣であれば、やはりレモン汁でそのまま食べるのが良いでしょうか。レモンに含まれるビタミンCは牡蠣に含まれる鉄分の吸収も促進してくれます。

加熱して食べる場合でも鍋やソテーなども良いですね。あまり生食ばかりですと身体も冷えます。冬の時期の味わい方には加熱調理も取り入れるようにしましょう。

牡蠣の扱い方は、皮ごとおろした大根で洗うときれいに汚れが落ちるとされています。身を傷つけないように、水の中で振り洗いをしましょう。

 

かき(牡蠣)・まとめ

管理栄養士のチカさん

牡蠣が「海のミルク」と呼ばれることがあるのは、ミルキーな味わいがゆえだと思っていましたが、ミルクに匹敵する栄養価の高さがその理由と知って、非常に納得しました。

フライ以外のもおいしい味わい方がたくさんあります。

牡蠣の「滋養強壮作用」を最大限に活かせる食べ方を工夫しましょう。

 

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