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日々の食生活を便利に、おいしく、さらに健康的に送りたいと思ったら、もはや加工品は欠かすことのできないものになっていますよね。

今回はそんな加工品の中から、「かに風味かまぼこ」をご紹介したいと思います。

かに風味かまぼこは、魚介加工品なので魚介類の特徴を持ちつつ、加工品であるがゆえに魚介類にはあまりない特性も併せ持っています。

それにより、「健康に役立てるには最適食品」などとの呼び声も高く、価値がぐっと見直されているのですよ。

管理栄養士のチカさん

手軽に食べられる加工品であるかに風味かまぼこを、日々の食生活に活かすコツをご紹介していきます。

かに風味かまぼことは

「かにかま」などとも呼ばれることもある、かに風味かまぼこ。

その名の通り、かにの風味を持ち見た目もかににそっくりに作った魚介練り製品です。

高級品であるかにをそうそう食べることはかないませんが、かに風味かまぼこなら手頃な価格で、いつでも入手可能。

なおかつ技術の進歩で、どんどんホンモノのかにに近づいている、クオリティの高さです。

もとは「コピー食品」として開発されているという経緯を考えると、なんだかニセモノといった雰囲気が漂いますが、今やすっかり普及し、もはやオリジナル食品としての地位を確立したとも言えましょう。

かに風味かまぼこの多くはかにを原料には使用していません。

よく使われているのは、スケトウダラのすり身。

スケトウダラはかまぼこをはじめとする練り製品でも、よく使われている原料です。

さらにすり身のつなぎとして加えられるでんぷんには、弾力を出す効果があり、食感を演出しています。

かにに似せて表面に赤く色づけされている着色料には、カロテンやリコピンといったものが使われているものも多く見かけます。

 

かに風味かまぼこの栄養

エネルギー値はその他の魚介類と大きく違いませんが、エネルギーの主体となる栄養素がたんぱく質のほかに炭水化物である点は、その他の魚介類と大きく異なります。

通常魚介類はたんぱく質と脂質を含有しており、炭水化物はほとんど含みません。

一方かに風味かまぼこには脂質が少なく、良質なたんぱく質の摂取源となることがわかります。

ただし練り製品を製造する際に塩分を加えるため、食塩相当量が多い点には気をつけましょう。

エネルギー 90キロカロリー
たんぱく質 12.1グラム
脂質 0.5グラム
  飽和脂肪酸 0.11グラム
  一価不飽和脂肪酸 0.10グラム
  多価不飽和脂肪酸 0.16グラム
  コレステロール 17ミリグラム
炭水化物 9.2グラム
カルシウム 120ミリグラム
レチノール活性当量 21マイクログラム
ビタミンD 1.0マイクログラム
α-トコフェロール(ビタミンE) 0.9ミリグラム
ビタミンK 0.3マイクログラム
食塩相当量 2.2グラム

※すべて かに風味かまぼこ 100グラムあたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

 

かに風味かまぼこの健康効果

かに風味かまぼこが「健康に役立てるには最適食品」などと言われるようになったのは、年齢を重ねていくにしたがって摂りにくくなるたんぱく質の摂取に適しているからです。

中年期は生活習慣病に気をつけながら過ごしていきますが、高齢期になると低栄養へも配慮が必要となってきます。

低栄養によって、自立した生活が難しくなる状況は高齢化社会まっしぐらとも言える日本において、健康課題の一つとも言えます。

それまでの指導で食べ過ぎを注意されてきた生活習慣病世代は、だんだんと食べることへ意欲がそがれ、なおかつ高齢に伴う食欲の低下や歯の欠損などで、いつしか「食べられない」という事態に問題が移行していきます。

なかでも深刻なのがたんぱく質不足で、たんぱく質の「身体を構成する」という役割が果たせないことで不調をきたし、運動器などに問題を抱えてやがて介護を必要とするという結末を迎えることも、決しておおげさではないシナリオとなりつつあります。

そのような状況で、かに風味かまぼこのように脂質が少なくしっかりたんぱく質を摂れる食品は、不足しがちなたんぱく質を補うのに適していると言えるのです。

何と言っても、入手が容易でお値段が手ごろ。

サイズ感はあまりボリュームがなく、ホンモノを意識して身がさけるかのように加工されている点は食べやすく、口腔の問題を抱えてからも取り入れやすい食材です。

また炭水化物を含んでいることから、エネルギーは炭水化物で確保して、たんぱく質に身体を作る役割を果たさせることができる点も優れています。

わずかながら表面の色付けで使われる色素がカロテンやリコピンのような抗酸化作用を持っているものであれば、なおその健康への効果も享受できると言えるでしょう。

塩分が多い点には注意が必要ですが、それは料理に使用する際にかに風味かまぼこの塩味を活かして味付けをし、その分調味料を減らす工夫で乗り切ることができます。

食べ過ぎばかりを気にしている世代には「食べやすく、栄養補給に適する」という利点を忘れがちですが、やがてくる老後に向けて、きちんと把握しておきたいことだと言えるでしょう。

 

かに風味かまぼこの選び方

加工食品には必ず栄養成分表示がついています。

少なくともエネルギー・食塩相当量の値はしっかり確認をして商品を選ぶようにしましょう。

同じかに風味かまぼことして並んでいるものでも、商品によって原料や製法は異なりますから一律ではありません。

また着色料に何を使っているかは、ぜひ原材料名欄を見て確認しましょう。

「トマト色素」「パプリカ色素」のような表示が見られると、着色料にも配慮している製品であることが見分けられます。

 

かに風味かまぼこの食べ方

単独で食べても良いのですが、つい食べ過ぎて食塩過多になってはいけませんから、サラダや酢の物、あるいは炒め物やチャーハンなどの具材として取り入れてみてください。

中華料理によく使われるイメージがあるかもしれませんが、和・洋・中とメニューを選ばず使い勝手の良い食品です。

調理の際には、塩分使用量に気をつけて、かに風味かまぼこの塩味を活かして薄味で仕上げるようにしましょう。

特に酢の物などのように少し味をなじませる時間をおいてから食べるようなものは、料理中の味付けよりも時間が経ってから食べると塩辛く感じやすいので、気をつけましょう。

 

かに風味かまぼこ・まとめ

管理栄養士のチカさん

かに風味かまぼこについて、深く考える機会はあまりなかったかもしれませんね。

お子さんからお年を召した方まで、幅広く食べやすい食材ですので、これまでも何気なく使っていたという方もいらっしゃることでしょう。

これまであまり考えてこなかったかに風味かまぼこの栄養価の高さに気づいて、上手な利用方法で栄養バランスを整える手段として活かしていただけるとうれしいです。

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