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クロレラという単語を聞いたことはあっても、クロレラの正体が何か、ご存知でしょうか。

クロレラは動物? 植物? 健康食品として口にするのであれば、いったい何者なのか、きちんと正体を知っておきたいですよね。

管理栄養士のチカさん

クロレラは何者なのか、そのナゾを解きながら、私たちにとってどのような影響を及ぼしてくれるものなのかも見ていきたいと思います。

クロレラとは

クロレラはクロレラ科クロレラ属に分類されます。

生態系分類にクロレラの名称そのものが使われているとはなんだか意外な気もしますが、実はクロレラは地球誕生時から存在していたのではないかと言われています。

そしてその正体は、淡水性単細胞緑藻類で、藻の一種なのです。緑藻というのは緑色の光合成色素を持っている藻のことで、海藻として存在しているものや単細胞生物として存在しているものもあるのですが、クロレラは湖や池に見られるプランクトンです。

 

クロレラの主な成分

クロレラは主な成分として、たんぱく質・脂質・炭水化物・核酸・ビタミン・ミネラルを含んでいるとされています。とくに豊富なのはマグネシウム。また緑藻ですので葉緑素のクロロフィルが豊富です。

またたんぱく質では、必須アミノ酸9種類をすべて含んでいるとされています。必須アミノ酸はたんぱく質の質を表す指標となるもの。私たちの身体ではたんぱく質の含有量ではなく、たんぱく質に含まれるアミノ酸のバランスによって利用効率が変わってきます。

それを判定する必須アミノ酸とは、私たちの身体では合成することのできないアミノ酸。したがって、これらを食物から摂取することで、たんぱく質を有効に利用することができるのです。

一般に植物性食品で必須アミノ酸のバランスが良いのは大豆くらいで、動物性食品に比べるとたんぱく質の質を評価されることは少ないでしょう。クロレラは植物体であるにも関わらず、良質なたんぱく質を供給してくれるのです。

クロレラは細胞分裂が活発で、繁殖力が高いことが特徴です。これは、クロレラ特有の含有成分である「C.G.F」という成分が関係しているのではないかと考えられています。

C.G.Fとは、クロレラに含まれている生物の分化・増殖を促す活性物質のこと。研究段階でわかっていないことも多い成分ではありますが、C.G.Fが核酸やアミノ酸などからなる複合体であり、糖も結合しているような構造をしていることから、クロレラの高い繁殖力に大きな力を生み出しているものとして、とても注目されている成分です。

 

クロロフィルの働き

クロロフィルは植物や藻などに含まれている葉緑素で、植物が光合成をするために欠かせないものです。クロレラだけでなく、ピーマンやほうれんそう、明日葉のような緑色のお野菜にも含まれています。

クロロフィルの働きとして期待される効果はいくつかあります。まず、発がん予防効果です。

詳しい仕組みはまだ未解明な部分も多くありますが、がんが発生する染色体異常を抑制するのではないかといわれています。

クロロフィルには抗酸化作用もありますから、ほかの方酸化作用を持つ成分との相乗効果によって発がん予防に働いているということも考えられます。

クロロフィルには、コレステロール値を下げて、血栓を防ぐ働きがあることもわかっています。

クロレラを使った健康食品では、コレステロールの吸収抑制を謳っているものが多くありますが、それはこのクロロフィルの働きによるものだと思われます。

そのほかには、貧血の改善・解毒作用・整腸作用・炎症鎮静作用といった効果が期待されています。血液中で鉄と結びつくと赤血球やヘモグロビンにかわることから「緑の血液」などとも呼ばれています。

 

クロレラの健康効果

クロレラの健康効果はクロロフィルのもたらしてくれる、コレステロール吸収抑制や発がん抑制といったことだけでなく、マグネシウムの働きも期待できます。

マグネシウムは体内で多くの酵素のはたらきを助けるミネラルです。特に刺激に対して神経の興奮を鎮めてくれて、筋肉の収縮を促すといったような働きが知られています。

もしこの反応がうまくいかず筋肉が収縮できないと、けいれんが筋肉や血管壁でおこって狭心症や心筋梗塞といったことにもつながってしまいます。

またカルシウムが血管壁へ沈着するのを防いでくれるため、動脈硬化を予防するとも考えられています。

マグネシウムはいろいろな食品に含まれてはいますが、これといったずば抜けた食品があまりありません。

そういったことからもクロレラを使った健康食品では、マグネシウムの摂取ができることも利点の一つに挙げられています。

 

クロレラ・まとめ

管理栄養士のチカさん

クロレラの正体が何者であったか、お分かりいただけたでしょうか。
クロレラが発見されたのは、なんと1890年だそうです。健康食品として数十年程度利用されているものだったのかと思ったら、実は100年以上前に見つかっていたのですね。

ギリシャ語で「緑」という言葉と「小さい」という言葉をあわせてクロレラと命名されたと言いますから、最大の特徴は緑色であることといっても良いでしょう。クロロフィルのもたらしてくれる効果がクロレラの魅力です。

クロレラの健康効果はまだまだ動物実験レベルで実証されたものが多いようです。今後新たな動きが出てくるか、注目してみても良いかもしれません。

 

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