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エリンギはきのこ類の中では比較的最近よく出回るようになったものではないかと思います。

食感にコリコリと弾力があり、時間が経っても苦味が出ない食べやすい味わいで人気です。

いろいろなきのこを混ぜて使うような場合には、エリンギが採用されることも多くなったのではないでしょうか。

管理栄養士のチカさん

せっかく食べる頻度の高い食材ですので、健康効果もまとめておきたいと思います。

エリンギの紹介

エリンギは「ひらたけ類」に分類され、「白あわびたけ」と呼ばれることもあります。

その理由は、あわびのようなコリコリとした食感を持つため。いかにもおいしそうな理由ですね。

味わいはきのこ類のなかでは比較的淡泊で、いわゆる「きのこ臭さ」はあまり感じらない食べやすさが特徴です。

 

エリンギの栄養

きのこ類のなかでも栄養価は高い方と言えるのではないでしょうか。ビタミンB群やカリウム、食物繊維をしっかりと含有しています。

きのこ類の例外にもれずエネルギーは低いのですが、オリゴ糖を含んでいます。

エネルギー 19キロカロリー
水溶性食物繊維 0.2グラム
不溶性食物繊維 3.2グラム
カリウム 340ミリグラム
ビタミンD 1.2マイクログラム
ビタミンB1 0.11ミリグラム
ビタミンB2 0.22ミリグラム
ナイアシン 6.1ミリグラム
ビタミンB6 0.14ミリグラム
パントテン酸 1.16ミリグラム

※すべて エリンギ 生 100グラムあたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

 

エリンギの健康効果

エリンギのみならずきのこ類全般に期待される効果ですが、低エネルギーで食物繊維が豊富なことは、ダイエットにはもってこいです。

食物繊維によって便秘が予防・改善されますし、血糖値の急上昇が抑えられることで食欲コントロールのムラがなくなり、落ち着きます。

また余分なコレステロールが排泄される効果も、もちろん大切です。

加えてビタミンB群によってエネルギーがうまく代謝されていきます。

ビタミンB1は炭水化物の代謝、ビタミンB2は脂質をはじめとする代謝、ビタミンB6はたんぱく質の代謝に、それぞれ欠かすことのできない存在です。

パントテン酸は善玉であるHDL-コレステロールを増やす働きがありますし、ナイアシンは二日酔いなどを防ぎ血行を良くする作用があります。

このように必要な栄養素が体内で上手に代謝されることが、体調の維持・増進に欠かせないことは言うまでもありません。

オリゴ糖を含有しているといっても、甘くてほかの味の邪魔をするというわけではありません。

オリゴ糖は人の消化酵素では消化されないものが多く、腸内細菌によって分解されますので、腸内環境を整えてくれます。

食物繊維との相乗効果でさらに腸内環境へのアプローチが良好と言えるでしょう。

 

エリンギの選び方

カサの裏のひだが白いものを選びましょう。カサは開ききっておらず、薄い茶色だと良いです。軸は白く、弾力があるかをみます。傷がつきやすいので、傷がないかも確認します。

パックに入って売られていることが多いので、そのまま冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。

 

エリンギの食べ方

栄養素のバランスとしては、炭水化物・脂質・たんぱく質のいずれとも好相性です。味にクセがないため合わせる食材を選びません。

また縦方向に線維が走っているので、輪切りにするか、縦に薄切りにするか、斜めの薄切りにするかといった切り方でも食感が変わります。

炒め物にする場合には切り方を工夫してみましょう。

ビタミンAやビタミンE、カルシウムを含まないので、緑黄色野菜などと合わせると栄養バランスが整うでしょう。

炒め物にすると水分が飛ぶので食感がさらに増します。また脂溶性ビタミンの吸収も良くなります。

 

エリンギ・まとめ

管理栄養士のチカさん

きのこ類は低エネルギーで食物繊維が豊富ということで、コレステロール対策にはぜひ食べていただきたい食品群です。

さらにエリンギにはオリゴ糖の効果も期待できるということで、ますます腸内環境の改善に期待できます。

腸内環境を整えることが、さまざまな方面に良い影響を及ぼすことがわかってきています。

単に便秘でないということだけでなく、免疫力のアップや精神的な落ち着きも、もたらされると考えられています。

特別な食品を買ってこなくても日々の食事で腸内環境を整えることは可能です。エリンギも活用してみてください。

 

この記事を書いた人

管理栄養士のチカさん
管理栄養士のチカさん
1999年に管理栄養士の資格を習得。
現在フリーの管理栄養士として、食関連資格教材作成、専門学校講師、栄養講話講師などの仕事をしています。
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