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夏の果物といえば、すいかを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

水分をたっぷり含んでいるので、汗をかく季節に身体がすいかを求めるのかもしれませんね。

すいかは果物として食べられることが一般的ではありますが、植物学的には野菜に分類されます。

管理栄養士のチカさん

そのため、野菜から摂取が期待できるような栄養素を豊富に含む側面もあります。

すいかの種類

最近ではなかなかすいかを1玉購入するのは勇気がいるようになりました。一家族の人数も少なくなりましたし、冷蔵庫に入れておくにもなかなか場所を取ります。

そのため、カットされて販売されることが多くありますが、同時に小玉の品種も誕生しています。

果肉の色はおなじみの赤以外のも、黄色のものもあります。種なしのものや、種ごと食べられる品種など、いろいろと品種改良されています。

ブランドすいかといえば、「でんすけすいか」でしょうか。黒皮すいかといって、皮に縞模様がほとんどなく、黒に近い色合いの果皮をした種類です。

食感はシャキシャキとしているのが特徴で、北海道の当麻町産のものがブランド化されています。一玉何十万という値がついたこともあると言いますから、まさにブランド品ですね。

普段なかなかお目にかかる機会は少ない物の、富山県の「黒部すいか」もビックリなすいかです。

15キログラムくらいにまで大きくなるラグビーボールのような形状で、あまりの大きさに話題になることもしばしば。

 

すいかの栄養

ウリ科のすいかは、何といってもカリウムが豊富。たっぷりの水分を含んでいますから、夏にはピッタリの果物で、熱中症の予防にも食べておきたいところ。

果肉が赤い品種の場合、色素はリコピンやβ-カロテンです。そのほか果肉と外皮の間の白い部分には、シトルリンという成分も含まれています。

種を食べることは少ないと思いますが、種にはビタミンEやリノール酸が含まれているとして、中国では昔からお茶菓子に加工して利用されています。

すいか 赤肉種 生 すいか 黄肉種 生
エネルギー 37キロカロリー 37キロカロリー
水溶性食物繊維 0.1グラム 0.1グラム
不溶性食物繊維 0.2グラム 0.2グラム
カリウム 120ミリグラム 120ミリグラム
β-カロテン当量 830マイクログラム 10マイクログラム
ビタミンB1 0.03ミリグラム 0.03ミリグラム
ビタミンB2 0.02ミリグラム 0.02ミリグラム
ビタミンB6 0.07ミリグラム 0.07ミリグラム
葉酸 3マイクログラム 3マイクログラム
ビタミンC 10ミリグラム 10ミリグラム

※すべて 100グラムあたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

すいかの健康効果

夏場、汗をかくと大量の水分とともにミネラルも失われ、体内の電解質のバランスは崩れがち。

熱中症予防ではよく、水だけでなくミネラルも補給するように言われますよね。水分が豊富なすいかは熱中症予防にうれしい果物です。

カリウムは余分なナトリウムの排泄を促すことから、血圧が高い方にとってもたくさん含まれている水分とカリウムで効果が期待できます。

赤肉種の色素であるβ-カロテンやリコピンは抗酸化作用の強い成分。夏の強い日差しの紫外線の害に対抗してくれます。

抗酸化作用は、がん発症の抑制や動脈硬化の予防にも作用してくれます。

シトルリンは腎臓の働きを助けるとされています。また疲労回復や新陳代謝促進の効果も期待できます。

 

すいかの選び方

外皮の縞模様がある品種では、縞模様がハッキリしているものが良品とされています。

まるごとのすいかをチェックするのであれば、つるの切り口が新鮮であるかを見ると鮮度が確認できます。

カットしてあるものを買い求める際には中身を確認できますから、色の鮮やかさをチェックしましょう。

種ありのものでは、種がしっかり黒くなっているのが完熟のサインです。

まるのままであれば、風通しの良い場所で保存することができますが、カットしたものはぴったりとラップでくるんで、冷蔵庫保存をします。

ただし冷蔵庫で冷やしすぎると甘さを感じなくなってしまいます。早めに食べきるようにしましょう。

 

すいかの食べ方

すいかの甘さは果糖によるもの。果糖をおいしく味わうコツは、食べる少し前に冷やすこと。

すいかは冷やしすぎるとおいしさが損なわれてしまいますので、食べる2時間くらい前から冷やすと、甘さも楽しめます。

カットするときに種を避けたければ縞模様を外して切ると良いと言われています。

普段あまり食べずに廃棄しがちな皮も、外皮を取り除いて漬物にすることができます。シトルリンの摂取には皮も利用したいところ。

果物のイメージが強いと少し意外に思われるかもしれませんが、野菜的な要素も持っているすいかなら、違和感のない仕上がりとなります。

 

すいか・まとめ

管理栄養士のチカさん

すいかは夏の風物詩として、根強い人気がありますよね。

一玉での購入は難しくても、1/4のカットどころか、1回分食べきりのパックに入ったものまで、最近ではよく見かけるようになり、大きさを気にせず楽しめるようになりました。

夏にぴったりのすいか。冷房の効きすぎた部屋や、暑さのあまり水分バランスを崩してむくんでしまった身体には、カリウムの効果がうれしいところ。季節を楽しむと同時に、体調維持にもすいかを召し上がってみてください。

 

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