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いちごよりもあざやかに濃い赤色をしていて香りも強いラズベリーは、ケーキやデザート、ヨーグルトなどとあわせて食べても負けない存在感があります。

管理栄養士のチカさん

国産の旬は6月から8月ごろと、暑い季節にぴったりの酸味も味わえます。

ラズベリーの種類

ラズベリーはバラ科の植物で、木いちごの一種です。

あざやかな赤をしているものがよく知られていますが、レッドラズベリーのほかにブラックラズベリーや、「ゴールデンクイーン」「ファールゴールド」という黄色い果実のものもあります。

ただし見た目は似ているものの、ブラックベリーとは異なります。

品種名はあまり知られていませんが、代表品種は「インディアンサマー」と言います。濃厚な味わいが特徴のもの。このほかに「レッドジュエル」という品種もあります。

レッドラズベリーはヨーロッパが原産で、ブラックラズベリーは北アメリカが原産。

日本にも木いちごの自生したものはありましたが、輸入品が主でした。最近では利用頻度も広がってきたので、国産のものも出回るようになってきました。

 

ラズベリーの栄養

色素が濃いのでβ-カロテンを含んでおり、ビタミンCなどその他のビタミン類も含みます。

食物繊維も豊富なうえ、ポリフェノール類も含有しています。

エネルギー 41キロカロリー
水溶性食物繊維 0.7グラム
不溶性食物繊維 4.0グラム
カリウム 150ミリグラム
0.7ミリグラム
β-カロテン 19マイクログラム
α-トコフェロール(ビタミンE) 0.8ミリグラム
ビタミンB1 0.02ミリグラム
ビタミンB2 0.04ミリグラム
葉酸 38マイクログラム
ビタミンC 22ミリグラム

※すべて ラズベリー 生 100グラムあたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

ラズベリーの健康効果

ラズベリーは美容効果がクローズアップされることの多い食材です。なぜかと言えば、美肌や美白に欠かせないビタミンCを含んでいるから。

抗酸化作用を持つβ-カロテン、ビタミンE、ビタミンCをいずれも含んでいる点も見逃せません。

貧血を防いでくれる鉄分は肌の赤みを増して、きれいに見せてくれますし、造血作用のある葉酸も含んでいますし、鉄の吸収を助けるビタミンCも含有していて組み合わせもバッチリ。

さらには食物繊維が豊富ですからデトックスまで期待できるというもの。

しかしこれらはいずれも、美容面ばかりをクローズアップせずとも生活習慣病対策にもどれも活かしたい効果です。

抗酸化作用があるということは脂質の酸化を妨げてくれますし、ビタミンCによってコラーゲンが生成され細胞が元気だと免疫力も高まります。

鉄分や葉酸で貧血を予防したいのも全世代に共通していることですし、豊富な食物繊維は余分なコレステロールの排泄にも、もちろん役立ちます。

このほかラズベリーにはアントシアニンやルテインといったポリフェノール類による抗酸化作用も期待できます。

いずれも目の疲れをやわらげてくれる働きが期待できますし、抗酸化作用によるがん予防効果も少しずつわかってきていることです。

酸味もしっかりとあるラズベリーにはクエン酸も含まれていて、疲労回復効果も期待できます。

美容効果だけを期待して摂取するにはもったいない、生活習慣病対策にも使える果実だったのですね。

 

ラズベリーの選び方

加工品も多く出回っていますが、生の果実も取り扱いが増えてきました。

全体的にきれいに赤く色づいている、やわらかくて香りがよいものを選ぶようにしましょう。

小さな果実の集合体となっているので少し見えにくいのですが、傷や汚れがないかをよく確認しましょう。

ラズベリーはかたい核から離して収穫するので、果実の内側に空洞があるのが特徴です。小箱に入っている場合には、下の果実が押しつぶされていないかも確認して選ぶようにしましょう。

生の状態ではあまり日持ちが良くないので、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存しますが、2~3日で食べるようにしたいものです。

冷凍も可能なので、食べきれない場合にはキッチンペーパーなどでくるんだものを冷凍してしまった方が、無駄なく楽しむことができます。

 

ラズベリーの食べ方

生の果実のぷちぷちとした食感はアクセントになりますので、ヨーグルトなどにトッピングして食べても良いでしょう。

香りが高くほかの素材に負けない存在感がありますから、チーズと合わせても好相性です。

酸味が強いのでジャムなどにすると酸味に甘みが加わって食べやすくなります。またミキサーにかけて裏ごしをすればラズベリーソースになります。

あざやかな色だけでなく酸味がきいて、動物性のたんぱく質とあわせてもおいしく食べることができます。

 

ラズベリー・まとめ

管理栄養士のチカさん

ラズベリーは洋菓子のトッピングのイメージが強く、あまり生の果実を購入して食べるような使われ方がされない果実です。

しかしなじみのあるいちごが品薄になる夏場に旬を迎えるので、ありがたい存在。赤み・酸味・香りと食卓を華やかにしてくれます。

トッピングで楽しむ程度ではなかなか効果の出ない健康面へのアプローチもまとまった量を食べれば期待できるものになってきます。

生の果実としてのラズベリーにも、興味を持ってみてください。

 

この記事を書いた人

管理栄養士のチカさん
管理栄養士のチカさん
1999年に管理栄養士の資格を習得。
現在フリーの管理栄養士として、食関連資格教材作成、専門学校講師、栄養講話講師などの仕事をしています。
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