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コーヒーほど飲み過ぎに注意喚起をされながら、一方で健康効果が次々と発見される食品も珍しいのではないでしょうか。

管理栄養士のチカさん

世界中で古くから広く楽しまれているコーヒー。上手に飲めば、もちろん健康にも役立ちます。

コーヒーの種類

コーヒーの世界は奥が深いので、雑学はともかく、飲んでみて好みのものを探すのが一番とも言えるでしょう。

たとえば豆。産地によって酸味が強いとか苦味が強いとか、バランスが取れているなどずいぶん個性が異なります。おいしいと思った味を分析して、ご自身は苦味が好きなのか酸味が好きなのかを知っていると、お店の人にもアドバイスを受けやすくなります。

また焙煎の具合によっても浅煎り・中煎り・深煎りとあって、深く煎ると酸味が弱くなり苦味が強くなります。

エスプレッソやアイスコーヒーで楽しむ場合には深煎りで使われることが多く、浅煎りはアメリカンコーヒー向き。市販のものの多くは中煎りで、酸味と苦味のバランスが良く仕上がっています。

 

コーヒーの栄養

コーヒーはブラックで飲む分にはエネルギーの心配はほぼありません。栄養摂取という目的とは少し着眼点が異なりますが、水溶性ビタミンのナイアシンやビオチンは含まれています。

しかし何といってもコーヒーに含まれているのはカフェイン。この作用が、適量摂取なら身体を適度に覚醒してくれて、飲み過ぎればくせになり過ぎてしまうというものなのです。

またクロロゲン酸やタンニンといった成分も含まれており、健康効果に注目が集まっています。

エネルギー 4キロカロリー
カリウム 65ミリグラム
ナイアシン 0.8ミリグラム
ビオチン 1.7マイクログラム

※ すべて 浸出液100グラムあたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

 

コーヒーの健康効果

コーヒーではやはり、そこに含まれている機能性成分の働きが数々期待できます。

カフェインは苦味成分で、脳や筋肉を刺激して興奮状態を引き起こします。脳の血液循環が良くなるので、アルツハイマー病の予防に働くのではないかという期待もあります。

また利尿作用もあって、代謝促進による疲労回復効果があるとされています。

アルコールの多飲ではアセトアルデヒドが分解しきれず二日酔いとなりますが、カフェインにはアセトアルデヒドの分解を促す働きがあるので、二日酔いの朝にコーヒーを飲むのは理にかなっていると言えるでしょう。

クロロゲン酸は活性酸素による害を防ぐことが確認され、この効果の研究が進むことでコーヒーの健康効果をよく目にするようになりました。

タンニンは渋味の成分で、適量摂取ではおいしさを引き立たせてくれるものです。ただ摂り過ぎは便がかたくなったり、便秘になったりすることもありますので、やはりなにごとも適量が大切です。

 

コーヒーの選び方

コーヒー豆は鮮度が大事です。お店で粉にひいてもらったら2~3週間で飲み切りたいところ。

豆の状態であればもう少し保存がききますので、あまり一度に大量の粉を購入するのはオススメできません。どうしてもたくさんある場合には、小分けして冷凍しておきましょう。

 

コーヒーの楽しみ方

コーヒー特有の香りを楽しむのなら、やはりドリップ式で淹れることでしょうか。大がかりなコーヒーマシンを持っていなくてもドリップ式で1杯分楽しめる商品もたくさん出回っていますよね。

インスタントコーヒーもおいしさはずいぶん追求されていますので、好みの味のものを見つけて、ドリップと飲み比べてみても楽しめるかもしれません。

 

コーヒー・まとめ

管理栄養士のチカさん

コーヒーのように「嗜好品」と呼ばれるものは、健康効果についても単に口に何が入るかということだけで評価してはいけないような働きがあります。

私たちが食品を口にする理由は、もちろんエネルギーを得ること、そして必要な栄養素を得ること。でもそれだけではないですよね。

食品を楽しむこと、その食品を囲んで繰り広げられる他の人との楽しい時間や、1人でのんびりと楽しむリラックス効果も食を通して私たちが受けている恩恵なのです。

コーヒーが果たす役割はまさにこの部分。本来の食事のバランスがきちんと整ったうえで、食を楽しむという、心にも栄養を与えるような、そんな楽しみ方をなさってください。
 

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